Twilog 総合(1)

CHAildは「child(子供)」と「茶を淹れる人」のダブルミーニングです。

 

 

王は、名前がまだ決まってなかった時にラフ画に「茶王」って書いていて、名前がぜんっぜんひらめかなくて、もう「王(おう)」でいいか…と投げ槍になったところへ、せめて響きだけでも捻ろうと最後に足掻いた結果、「ウアン」になった。

まりろんが「おう」と呼んでるところを想像した時に、え、可愛くない…と思ったんだよな〜。甘くない。そういう観点から「ウアン」という音を選んだ。茉莉花がそう言って笑いかけても、龍珠が不機嫌そうに呼びつけても、可愛いと。

 

 

中学生の時に書いてた小説に、何百年も生きてる見た目が子供の男キャラがいたことを唐突に思い出した…舞台は平安時代だったかな。容姿も王に似てたような…気に入ってて心にずっと居たのかも。 

 

 

王の一生の様々な縁を全て追ってくださるかたもいれば、特定の組み合わせにのみ興味のあるかたもいるし、ゆえにそれ以外のカップリングは好きじゃないという考えがあるのも頷ける。全部でも、一部でも、自由に楽しんでいただけると嬉しい!ただ、たくさんの愛が存在することに不快感がないと仰っていただけるのは、正直ホッとする…というのはある(不快感ある人が黙って去ってくれるのも有り難いな。)

私には誰と誰を一等幸せにしたいとかはなく、どの縁も王にとって大切だから存在している。基本的にはその時の描きたい欲に任せているので、各編のエピソードの量には偏りが出てしまうんだけどね。あとは単純に、声援が大きい対象は描きたくなるので(創作してる人みんなそうだと思う)。

 

 

王は2期で妃に会いたくてメソメソしてる時期があるけど、もし彼女が生きてる時にそのくらい恋していたら、この夫婦はベストな距離感を築けなかったかな〜と思う。でも王はその気がない相手には逆に理性的なので、そのへんとことん受け身と言うか。由璋に対してもそうだったけど、NOと言われる確率が高い中で自分の欲求をフルにぶつけるっていうのはない。主張はするけど。あくまで相手に求められないとダメなお人。

単純に、欲求のベクトルも量も隙間なく一致してるのは王と茉莉花なんだよな。このふたりは外部からの障害がないと3分くらいでゴールインします。

NOと言われる確率が高い中で自分の欲求をフルにぶつける……由璋じゃん。まぁ由璋はそもそも確率とか考えないけど。この気持ち言わないと死んじゃう!くらいの一大事だから仕方ないね。

 

 

王達をつくった神様的立ち位置のキャラクター(武夷山の擬人化)がいるんだけど…五(ウー)と壹(イー)という名の双子なので、迂闊に沼を具現化できない。あと登場しなくてもストーリーが成り立つので、お遊び要素が大きい。

 

 

由璋の装飾品は玉だけど、石のイメージ的にはモリオンっぽいと思ってる。ハイライトのない眼が。調べたらモリオンは中国でも採れるらしい。しかも福建省(武夷山があるところ)だ…妄想の種を見つけてしまったな。

イメージ宛て出すとキリがない…好きなものでやりがち。花、果実、石は好きなのでどうしても。

 

 

CHAildキャラは私の趣味で全員ピアスしてるけど、指輪をしている手=由璋というイメージを大事にしているので、指輪は彼の他は黄芽だけ。

由璋と黄芽には他にも共通点がある。王以外にカラーリングに赤が入るキャラクターは王と大紅袍絡みの関係で、且つ王に刃を向ける人物。由璋と黄芽と輔は赤が入る。(ただし輔だけ意味合いが少し違う。)

 

 

いつか、まりろんと寿眉と妃さんを同じ画面に勢揃いさせたくて、それ描きたさにストーリーを進めたいくらい、グッとくる絵面だなぁと思うんだ…王の命で繋がった愛。今回、妃さんとロンロンを一緒に描いただけで感極まったわ。由璋はそのカテゴリーではないんだよな。愛よりは恋なんだけど、恋って言葉もしっくり来ないから、「愛の呪い」とよく書く。

 

 

言葉は嘘、表情は嘘、仕草と行いは真実。

 

 

私は由璋の中には「皇帝(大人)としての人格」と「暗闇の中に取り残された13歳の人格」があると思って描いてる。王といる時の由璋は、後者が一時だけ光さす場所に出てきてるイメージ。だから「僕」って言う。

茉莉花の人格が子供っぽい理由も同じ。龍珠が19歳の人格。

 

 

山霊が相手の印を舐めるのは求愛行動、とかいう設定も一時期考えてた。今後生かすかは未定。

 

 

由璋の部屋の寝台で王と由璋が寝てる絵面がめちゃくちゃに好きなんだけど、「創作キャラを窮屈な場所に押し込めるのが性癖」だということを久々に思い出してハッとし、納得した。自分が好きなものを記録しておくのって何気に大事かも知れない。

 

 

CHAild女子は爪の長さがみんなちょっとずつ違うんだけど、長い順から妃さん、ロンロン、茉莉花、青霞、寿眉。爪が短い女子は何らかの手仕事をしている(茉莉花は工芸茶作り、青霞は書道、寿眉は弓矢)。妃は設定上“神懸かった美しさ”のキャラクターなので、生活感は二の次のキャラデザになってる。

 

 

インペリアルジェイドの画像を漁っているだけで数時間が溶けた。由璋のピアスに近いものを現物の写真で見たくて、という理由だが。王の耳飾りも検索したことあるけど、アンバーであの形のピアスは全然見つからなかったな。まりろんの花は布っぽいイメージで描いてるけど素材までは決めてない。

 

  

 

ショタがリードするおねショタが好きなんですけど、おねえさんリードの年上女性×男子もめちゃくちゃ好きで、むしろ後者が私の中で一番好きなカップリングだと自己分析してます。前者が王×茉莉花、後者が冥×王の土台で、自分なりのときめき(主にややこしさ)を捏ねた結果ぜんぜん違うものになってるけど、土台なのは確かなんですよ。

 

 

ヤオパルは、擬似であっても双子設定にしてしまったので…私の嗜好の問題上スケベ妄想が全く捗らない。

 

 

楽しみのひとつなので、王達の装飾をもっと凝って描いてもいいのかなと思ってる。ディテールというか、質感・立体感を。

 

 

由璋に惹かれた時は、頭をガツンと殴られるような落ち方で、妃に対しては、空のコップが急に愛情で満たされて溢れた感じ。茉莉花には、ここからじわじわと好きって気持ちが積もっていった。ちなみにこの時、土台には龍珠に対する好意が先にある。龍珠は文句言いつつも一緒にお茶飲んでくれたから。

 

 

王と龍珠は、茉莉花を介入させてしまったことでややこしい関係になった。茉莉花がいるからこそ長期間成り立っている関係でもあるが。特に龍珠にとっては。同じ娘を愛する者同士の奇妙な団結…。王は龍珠のことも愛してるんだけどなー!質は違えども。

 

 

 

Lee-tzscheの「spring」という曲の雰囲気が、CHAildのOPテーマって感じの妄想めちゃくちゃ捗るんだよね。大河ドラマ育ちなので、登場人物が出てこない抽象的なOP映像が大好きで、CHAildもそんな感じに…霧のかかった山、雲が流れる空、水の揺らぎ、木々や花の芽吹きなんかを、色味抑えて繊細な線で…あとキャラクター全員の手(を始めとした特徴的な色・パターン・装飾品)は入れたい、みたいな妄想。

 

 

 

CHAildは大紅袍の伝説をもとにして生まれた創作だから、王と由璋が一番最初に作ったキャラクター。このふたりが出逢い、離別し、形を変えた生命が茉莉花と龍珠のもとまで繋がっていく物語。

 

 

 

王の一人称、「儂(わし)」だけは絶対使わない!と思ってて、でも「僕」は肉体が子供であることを利用しているような響きであざといし、「私」は良くも悪くも無難だし、でも「俺」は何かオス感が強すぎる…って散々悩んだ末に、「己」を無理矢理「オレ」と読ませるという強硬策を取った。 

 

 

 

まだ居ないんだけど、黒茶キャラを作りたい。昔プーアルナイフに凄く憧れてて、あれを使いたいが為に餅茶を買おうとした事がある。プーアルナイフをたくさんぶら下げたキャラを作りたいっていう…

 

 

日本緑茶やパル以外の紅茶キャラも居るんだけど、中国茶台湾茶とその茶請けが一番好きだし、中華料理大好きだし、服装や装飾品も中華系が好きなので、どうしても偏る。初めは茶の付くものはオールジャンル制覇しようと思って、ハーブティー、ルイボス、マテあたりも擬人化を試みたんだけど。やっぱ私自身の対象への興味が薄いと、キャラも薄くなるんだよなぁ。中国茶は好きすぎてネタが勝手に降ってくるもん。

 

 

近親相姦(性描写)を描くのは好きじゃない。血縁の精神的な支配や依存は好きだけど、性描写は見たくないなって思う。私が「姉弟」という設定にした以上は、血が繋がっていなくてもどんなに絆が強くとも、ヤオとパルに肉体関係はない。ヤオとパルは、血の繋がりはないけどふたりだけが共通認識で通じ合ってる「双子」。関係性としては本当に姉弟止まり。恋愛関係ナシだけど、ブラコンシスコンなので嫉妬とかはする。特にヤオが。

 

 

ヤオはくわしまほうこさんがいいな…

 

 

ヤオは何なら無性か両性具有にしようかと思ってたくらい中性寄りのキャラ。

まりろんは女の子!!って感じ。女の子の愛らしさカッコよさ柔らかさ儚さ…全部詰め。

  

 

CHAildキャラの目元や頬にある黒子や痣のような模様、あれはなんと言うか…あそこを舐めるとそれぞれモチーフになったお茶の味がすると思う。蜜溜まりみたいな。王のあのギザギザ模様は葉脈をイメージしてる。この設定いる?とは思ってるが、知らん!

 

 

 

CHAildは、お茶好きな方に楽しんでもらえて、お茶にあまり接していない方には興味を持つきっかけに、お茶なんか知らんって方にはキャラクターや物語のみでも面白いと思ってもらえるように、という、かなり欲張った創作です。好きなことを描くのは楽しい!

 

 

「皇帝の病を癒し、紅いマントを授かったお茶」という話は、大紅袍にまつわる最も有名な伝説(諸説あり)。

 

 

CHAildは、どの時代どの国というのが決まっていない、架空の世界が舞台なので、出てくる飲み物食べ物嗜好品は現代で手に入るものしか描きません。それを紹介して、気になって試してもらえたら私が万々歳!の企画でもあるので。