【設定画】由璋 Yuisyo

天明(てんみょう)王朝第17代皇帝。姓は龔(こう)、字は宗烈(そうれつ)。由璋は諱である。

歴史が語る王と由璋(真実とは限らない)


笑顔差分。由璋は自分がこんな顔できるってことも知らないまま死んだのだと思う。

王の背中や横顔、寝姿を眺めている時、こうやって微笑む瞬間があったんだろうな。私は彼のこういう表情を見た者がいたとしたら、それは青霞だと思う(だからそれは、青霞に向けられた顔ではないんだ。多分、赤子…)

 

由璋は子供に対して「不幸になるのに産まれて来てしまったんだな」という、あわれみの気持ちが強い。あまり接したがらなかったと思う。でも不意に、仕草や声の出し方が可笑しいような可愛いような…そんな気持ちにさせられて、微笑んだことが1度はあると思う。皇帝になる前の話。


由璋の玉(琅玕)のピアスは産まれてすぐに付けられたもの。身分の証明と、魔除けの意味がある。

右手の指輪(五行の枷)は皇帝がおのれを律する自戒の意を込めて即位時に付けるもので、皇帝の証でもあり、自分では外せないよう(関節を通らないよう)溶接されている。



中を覗こうとすれば、皇帝のシンボルである五爪龍の体はふたつに裂ける。この恐れ多いしかけは、皇帝の部屋の扉に施されている。掃除に入る宮女が立ち尽くしてしまうので、不在の時は皇帝自身の手で開け放しておく決まりだ。ただしひとりだけ、これを事もなげに開けてしまう者がいる。


由璋はCHAildメインキャラの中で唯一の人間。王と由璋の関係は、「茶」と「茶に魅力された人間」の構図です。